談論風発

2015年7月30日 (木)

白寿を快適に

 今週この暑さにめげず、外来受診に90歳過ぎの方が

4名もいらっしゃいました。以前の勤務先の患者さんたちが

遠路、暑さも意に介さず、訪問してくれており、

「医者冥利に尽きる」と感謝しております。

100才時代がすぐそこに来ている感がします。

足腰に頭を鍛えましょう!!!

2015年6月12日 (金)

90才の回復 Ⅱ

ことし7月に90才を迎えるCさん、以前から

その元気ぶりを、折々にお伝えしておりましたが、

正真正銘の83歳で Ⅲ 2009.05.09

  昨年の9月には、色々、問題が生じて、数回

往診をしておりました。そして、ご家族の意向もあり

リハビリテーション入院と、奥沢駅前のO病院の3階、個室で

約4週間のリハビリ滞在をされたのですが、逆に足腰を

弱らせてしまいました。 退院後、娘さんにお小言を

貰いました。    

   まぁ、紹介状が近所の行きつけの女医さんの

もので、私の意向が反映されておらず、病棟側は

内科的な看護と勘違いをした様です。

 数年前に右の大腿骨折の際は、狛江のJ大

付属病院で手術を受け、後療法をがっちりやった

あと、塩北沢のリハビリ病院に転院して,数ヶ月入院、

プールでの歩行訓練などで下肢の筋力強化を行い、

その年の末には自宅での独居生活に復帰されて、

例のTでのトレーナー付きのトレーニングにも復帰して

完全回復が達成され、80代後半を愉快に

過ごされていたですが、昨年夏過ぎ、有楽町の

国際フォーラムでのイベントで、はしゃぎ過ぎ、

上肢・首・肩・両手に過剰かつ長時間に渡って、

負担を掛けたためか、上半身の調子が

おかしくなり、夜半過ぎからの首・上肢の

痛みで、全身の調子が狂わされ、手首の腫脹やら

しびれなど、また頸椎・肩の動きの劣化が

生じ、下肢は浮腫み、トイレの入室にも、

脚の動きが悪く、不自由を託つ様になってしまい、

ご家族の希望などあり、ご入院となられました。

 ところが、その<情報提供書 ・ 女性医師作成>から、

病棟看護が内科中心の体勢(高血圧,下肢のむくみetc)になってしまい、

若い担当医には、入院目的など「疼痛抑制・機能強化」と

伝えておいたのですが、看護側が90才近い老体に脚の浮腫など

有する為か、脚を上げた姿勢でベッド上安静とか、減塩食とか、

自分たちの判断で勝手なことをしてくれ、予想外な結果に

なってしまいました。 

  独居生活維持の為のリハビリ・生活機能アップを

お願いしていたのですが、その旨が十分に伝わっていなかった様です。

患者さんは飯が不味い、行動の制約・制限が酷いなど、

非常に不満足な入院生活になってしまいました。

 数年前の下北沢でのリハビリ入院時は結構、楽しく過ごされました。

近所の「喫茶店でコーヒーを楽しまれたり、それなりに気分転換をしながら、

体力維持、筋力増強に励まれました。

 しかし、この奥沢駅前のOW病院での入院生活は足腰が

見事に弱り、半分は失敗でした。 リハビリテーションOFFの

時間外に期待していた、自主トレ、自己リハがこちらの予定・

予測したものの半分も出来ませんでした。 私に言わせれば、

看護側の妨害です。 内科入院では無いと言っているのですが、

病棟側・看護側にその入院意図が伝わらず、その方針(内科的加療・看護)

は変わりませんでした。 

 案の定、4週間も足腰の肉・関節機能をサボらせて

いますので、退院時帰り、自動車に乗り込む動作さえ、

心身障害者の動きに劣化してしまいました。 「高額の入院費が

かかったのいに、割が合わない」と、ご家族ともども、

ご不満を漏らされました。

 病態・病状の理解を看護サイドに一任している、医師側にも

大いなる責任があったと思います。 こちらが「減塩食のSTOPなど」

申し入れをしても看護側がなんだこうだと、主治医の居る前で

言い張るスタンスには呆れるばかりでした。機会があれば、

経営者に一言申し入れをする積もりでおります。

2015年5月25日 (月)

襁褓に始まり襁褓に終わる

 80歳ちょっとのOさんの「金言」です。

ご主人の最後1ヶ月あまりを自宅での看護に全力投球して、ご自身は

究極の心身消耗に陥ってられましたが、脚上げ80回までこなし、

なんとか体調を回復させて、体調を回復されて、90歳代を

前向きに向かえようと、張り切ってられます。 

 しかし、最後まで、お襁褓のお世話になることはなく、

臨終の間際まで、「老醜を晒さないという」矜持を示された方を

数人知っております。

2014年9月16日 (火)

熱海行き (今年 3回目)

私の遺言 (2014.06.15)

 先週末に、二宮塾の定例会に参加しました。

相変わらず、大きな声に、当意即妙の司会で

会をもり立て、且つご自身のlectureを熟す

元気ぶりには恐れ入る次第です。 若い参加者からの

貴重な症例報告を耳にすることができるのも

この会の良さです。

私の遺言 (2014.06.15)

2014年6月15日 (日)

私の遺言 

 今年2回目の二宮塾に参加。

御大、88歳を過ぎ、90歳目前ですが、時に

「私の遺言」として聞いて欲しいなどとおっしゃる。

まだ4、5年は旺盛な学問的な活動、実践医療が

期待できそうですが。

今回、清の汪昻の著作「医方集解」をベースに、

講義が始まりました。

2014年6月 2日 (月)

「福助」

 未熟児で生をうけ、幼少時代はまともに歩行できず、

小学校時代は登校も滞りがちであったと。中学校時代には

歩行の不自由さを、悪童連のからかいの対象にされていたと。

そして「福助」と渾名されて、その身体四肢の

不自由さをからかいの対象にされていたと、そのつらい話を

今年になって、30年振りに漏らされました。

 当年80才。声を大きく知的にも逞しく、当然

肉体的にも健やか且つ頑健さを保たれ、現役で

仕事に東奔西走されています。

 漢方で約30年診ている方です。30才~60才代は首の痛み、

鼓膜の痛み、聴覚の不自由さで苦労されました。

電車内や出先で、一時的なTIA様の昏倒を数回経験されています。

 それが、今や幼少期の同窓生のなかで、一番元気な

状態を誇られています。こういう奇跡的な心身の変化は、

現代科学でなかなか解明できない所のものです。

 つらい幼少時代を過ごされてますが、似たような

例で、「天棒」と呼ばれた野口英世のこと、不自由な手を

さんざんに馬鹿にされ、からかわれていた話をしてあげると、

まんざらでもないという顔つきをされます。

 こども時代に虐めはつきものですが、場合によっては

心身が鍛えられる機会になる可能性も否定できません。

 

 当方など明治生まれの父親に、散々に

鍛えられました。よく手を出されていましたが、

決してお尻以外は叩かれませんでした。それだけ

悪さをしていたということで、父親のその行為に対する恨みは

一切有りません。 時に手をだされることのあった妹(髪を

引っ張られる程度)曰く、「パパは素晴らしい教育者だった」と。

 戦後のマスコミの問題の多いスタンスの一つですが、

学校の教師などの体罰が極度に問題にされ、

然るべきケースでは散々に非難されていますが、

多少のものは許容されるべきと思います。

 戦後の平和主義(弱虫万歳主義)も、そろそろ

考え直す時代になったようです。

 占領軍に押しつけられた弱虫思考で、一家の中心に

なるべき、父親になる予備軍、当節の男の子たちが、

弱肉たる奴隷のような草食動物系の性癖に染まり、

情けない行動を取りがちなのはちょっと悲しいですね。

 「男の子らしさの否定」は、見ていて・聞いていて

愉快ではありません。 金太郎さん、桃太郎さん否定では、

世の中おかしくなって当然と思います。女の子に

「金太郎さん、桃太郎さんたれ」と言うのは無理な話ですし。

2014年3月23日 (日)

90才の腕立て伏せなど

 

       この4月に91才になるSさん。先週診察台の上で

 でんぐり返しまがいの動作を見せてくれました。

  また、その前に手始めにと、腕立て伏せを

 軽く数回見せてくれました。
         

  1年前から当方に通ってくれているのですが、始めて

  見せてくれました。娘さんの頃、産業体操の講習を受けて

   職場(学徒動員の頃)で、リーダーとして同僚に体操を

 指導していたとの事です。
         

   感動・驚愕・尊敬というか、最高の賛辞を

  差し上げました。子供さん達と一緒に住む必要など

  ありません。

  100才まで矍鑠ぶりを見せてくれそうです。

2014年2月20日 (木)

90才 Nさん(右肩上がりに健康増進中)からご相談

   一昨年秋から、骨粗鬆症で体調を崩していた
当年90才になるNさん。本日、成城より
お一人で来診されました。DMで長く治療を受けている、
学校共済系の、世田谷の基幹病院の内科の主治医から
HbA1cが上昇しているので、検査入院(2-3週間の長期)と
言われて、そこでの午前中の診察を終えた、その脚で
当科を訪れてくれました。 昨年の2月頃に比べて、すばらしい
回復を見せてくれました。昨年は息子さんの車でないと、
来診できない状態でしたが、本日は、お一人で双子玉川まで
バスで出て、それから電車で自由が丘に到着。但し、駅の北口に
出たため、少々彷徨ったようですが、最終的に自力で当科に
到着されました。おつきの方と一緒と思っていたのですが、
一人で来たということで、驚かされてしまいました。来診目的の
一つは、長期となる検査入院のことで、相談したいということでした。
で、まだ検査が澄んでいない心臓(+腹部)エコーをすぐに行い、
その後、連携病院で腹部CT検査を受けて貰いました。
 結果は、当面大問題になるような内臓変化は無しで、取りあえず、
2,3週間かけるという、馬鹿げた検査入院は延期してもらおうと
助言を差し上げました。電話一本でキャンセルすれば良いだけですと
申し上げました。 
 矍鑠と歩ける体力・気力が、長期入院でもって、大いに削がれる
ことは自明の理で、とにかく、今回の入院はキャンセルして、
季節が良くなってから、機会をみて、検査入院をするということを
お薦めしました。
  ご本人も当方の諸検査で、身体の状態に自身を持たれたようで
しっかりした足取りで、ご帰宅となりました。

2013年11月28日 (木)

夢の1万回

 数年前から診ているSさん、男性78才。

来診の皆さんにご指導している、脚上げを1日、最大、1万回の

大台に乗せていると話を聞いて、唖然とさせられました。

両方合わせての計算ですが。片足、1セット500回は軽いとの

お話をされていたのが、この間かと思いますが、ついに

1セット1000回を軽くこなされている様子です。「感服」しました。

2013年10月 5日 (土)

老美

「老醜」・「老美」
この10月中旬に、東北奥地の秘境を
訪ねると、現在、肉体鍛錬中。意気軒昂の
84才男性のIさん。本夕、診察中に、
「老醜」をさらさない行き様と話を進めていたら、
「老美」なる言葉を発されました。要は、
 格好良い、90才を目指そうという
ことです。